自然がっこう 旅をする木

所在地〒682-0432
鳥取県倉吉市関金町福原
エリア倉吉市
電話番号090-5963-1078(受付時間16:00〜19:00)
メールtabiosuruki.tottori@gmail.com
対象者・自然保育のようちえん(4歳〜6歳)
・自由な学び舎(小学生対象)
 ※自由な学び舎への入学募集は現在休止しています(3/18)→https://tabiosuruki.com/news
・自然育児サークル(0〜3歳の親子向け)
・フリーキャンプ (年長以上)
開校時間9:00~15:30(月~金曜日)
学校HPhttps://tabiosuruki.com/
SNSInstagram tabiosuruki
Facebook https://www.facebook.com/tabiosuruki/?locale=ja_JP

スクール・ポリシー

《極北の動物誌》という本の中の『旅をする木』という一節について、写真家の星野道夫さんが書いた同名のエッセイの言葉から引用させてもらっています。“一羽の鳥によって運ばれた種から芽が出て、1本の木になり、鳥が巣を作り、その後大雨によって倒れ、川に流された後は魚の住処になり、海へたどり着くと海鳥の止まり木として漂流し、再び陸に打上げられるとキツネのねぐらになり、次はそれを捕まえに来た人間の罠の目印となり、最後は暖炉で薪になり、煙として空に還る。”という1本の木の一生を壮大な自然の時間の流れで描写したお話です。自由な流れに乗って旅をする一本の木のように、自然や人との関係の中で、子どもも大人も“いまの気持ち”に耳を傾け(*PCA)、本当の自分になっていける場所を鳥取にもつくりたい、と思い2015年春、鳥取県倉吉市の福原集落の民家を改修して、自然と暮らしをテーマにした山の上の小さな学び舎をはじめました。その後、2019年春からは、集落内の休耕田に電気や水道を引き、みんなで手作りした小屋を拠点に現在は活動をしています。

PCA…パーソンセンタードアプローチの略。臨床心理学者カール・ロジャースが提唱したカウセリング手法。引き出したり、導いたりせずとも、人は寄り添ってくれる(傾聴してくれる)存在があれば、自分の中にある答えに自分で気づくことができる。カウンセラーはそのプロセスを信頼し、声や言葉に真剣に耳を傾けることが大切だという考え方。

活動内容

01   ようちえん(鳥取県届出保育施設)
  対象|満3歳(4/1時点)〜就学前

02   自然育児サークル(子育て支援)
  対象|0歳〜3歳の親子

03   旅をする教室(フリーキャンプ)
  対象|年長〜中学生

04   自由な学び舎(オルタナティブスクール)
  対象|小学生


自然保育のようちえん


“健やかに、しなやかに”

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2024年春の入園開始は8月末を予定しています。
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子どもたちの自ら成長しようとするエネルギーを出来るだけ邪魔をしないために、あえて決まったプログラムは作らず、一人一人の今、この瞬間の興味、関心に寄り添うことを大切に、今日一日をどう過ごすのかを子どもたち自身が考え、決めるという保育スタイルです。その理由は、何かが出来る出来ないという結果ではなく、何を考えてどう感じたか、という過程(プロセス)こそ大切だと考えているからです。

自分のままでいいと安心できる環境の中で、子どもたちは、自分や仲間との衝突や葛藤を繰り返しながら、田畑や山、森や川やなどの里山の自然環境で遊び、キッチンスタッフが作ってくれるあつあつのご飯を食べ、ケンカをしたり、腹の底から笑い合ったり、手作りの園舎で絵を書いたり、本を読んだり毎日全力で遊んでいます。社会や親が理想とする子ども像ではなく、本当の自分でいられるために、子どもが本来もっている自由に学び(遊び)たいという意欲が保障されている環境です。

対象年齢
満3歳(4/1時点)〜就学前まで

開園日
月〜金(春・夏・冬休み有り)

定員
12名程度

認証について
とっとり森・里山自然保育認証制度取得(H29.5より)
森のようちえん全国ネットワーク連盟会員

保育料の無償化対象
保育の必要性が認められる方(就労や介護、疾病など)は、認可外保育施設として無償化の対象になります。(対象にならない場合も、鳥取県独自の自然保育の認証制度を利用することで、3歳児以上への保育料軽減12,850円が利用できます。)

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◼︎◼︎◼︎大切にしていること◼︎◼︎◼︎

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01 遊ぶ・暮らす(学び・原体験)
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子どもたちにとって豊かな自然の中で自由に日々、遊び・暮らすことは失敗や成功を繰り返し、想像力を豊かにする学びそのものです。子どもたちは、土や水や火に思いっきり触れることができる自然環境の中で、五感を目一杯使い、悩み、考え、行動することで、自由な心を手にしていきます。また福原集落の営みや里山の季節に合わせた農的な光景が子どもたちの原体験・原風景となっていくと考えています。



自然あそび
泥遊び、ウォータースライダー、虫取り、火おこし、水遊び、集落を探検など

生活あそび
かまどでご飯、おやつ作り、田植え、稲刈り、薪風呂、野菜づくりなど

室内あそび
ねんど、お絵描き、絵本、積み木、ごっこ遊び、自由工作、歌など

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#02 食べる(食を楽しむ・食育)
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生きてゆく基本でもある、食べるということを純粋に楽しんでほしいという考えから、家族のような雰囲気で、食べたい時に食べたい人とその子のペースであせることなく安心して食べられる環境を大切にしています(11:30~13:00)。毎日のお昼ごはんは旬の食材を中心とした手づくりの温かいごはんです。おやつも素材の味を活かした素朴なものを提供しています。

献立例
ごはん(自家製のお米)、大根のお味噌汁(自家製味噌)、大豆とサツマイモの胡麻がらめ、小松菜の和え物、野菜の南蛮漬け
(肉魚は週1回程度使用しています。アレルギーのあるお子さんもみんなが同じ食事を食べられるように献立を作っています)

おやつ例
季節の果物、大学いも、玄米粉クッキー、わらび餅、おやき、ポン菓子

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#03 育ち合う(学び合い・育ち合い)
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親だから。スタッフだから。こうでなければいけない、といったルールや固定概念に縛られるのではなく、親もスタッフも子どもたちの成長を通して、喜びや不安といったありのままの気持ちを伝え、認め合い、学び、共に育ち合える関係を築いていきたいと考えています。月に1度、保護者とスタッフが今の気持ちや子育ての悩みを聞き合う『ふりかえりの会』(自由参加)を開催しています。

参観日や発表会は特に設けていませんので、事前にご連絡いただければ、いつでも子ども達と一緒に遊び、過ごして頂くことが可能です。

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#04 認める(主体性の尊重・自己肯定感の育み)
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目の前で起こる言葉や行動に気持ちを奪われるのではなく、その子の揺れ動く気持ちに寄り添い、耳を傾ける。あなたはあなたのままでいい、そう実感できる環境の中でこそ、子どもたちは責任と意欲を持ち、自由にのびのびと過ごすことができると考えています。

ただしそれは放任主義とは異なり、何をしても許されるという訳ではありません。暴力や破壊、危険な行為はすぐに止め、見ていて気持ち良くない行為などには、スタッフ自身の言葉で想いを伝えます。しかしそういう時でも、本人の気持ちは裁かれません。何かを感じている、という想いは常に肯定的に尊重され、認められる環境を心がけています。

臨床心理学者・カールロジャースの言葉
「人間は、共感的で深く信頼できる人間関係や生活環境と出遭うことができれば、ありのままの自然な傾向として『発展・成長・回復・健康』といった適応的な良い方向へと変容していく性質(内的資源)を本来的に持っています」

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◼︎◼︎◼︎1日の流れ ◼︎◼︎◼︎

08:50 送迎出発(倉吉市内より/希望者のみ) 
09:15 登園

09:30 おはようミーティング~午前の活動(遊び)
11:30〜13:00 昼食
(食べたい子から食べたいタイミングで。その後午後の活動へ)
14:30 みんなで片付け~おやつ~さよならミーティング
15:30 降園(活動は15時すぎまで。送迎は準備が出来次第出発します)
※お迎えの延長も可(18:00まで/費用別途)

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◼︎◼︎◼︎ミーティングについて◼︎◼︎◼︎

おはようミーティングで始まる1日。困ってること、みんなに話したいこと、今日やりたいことを、子どもとスタッフ全員で話合います。その後、それぞれのやりたい活動へ。外で泥遊びをしたり、室内で絵本を読んだりと、自分の気持ちを大切に、その日の活動を子どもたち本人が考えて過ごします。帰りはおやつを食べながら、今日1日をふりかえります。

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◼︎◼︎◼︎送迎について(定員あり)◼︎◼︎◼︎
行き|西倉吉 8:50発 → 自然がっこう 9:15着
帰り|自然がっこう 15:30発 → 西倉吉 16:00着(16:30まで)

※行きは8:30~8:45集合の8:50出発です。帰りの迎えが、仕事や用事で遅れる場合は連絡ください。(延長は18:00まで可能です。費用別途)
※道路状況や天候により時間が前後することがあります。
※朝、直接来られる場合は、9:30までにお越しください。

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◼︎◼︎◼︎お休みについて◼︎◼︎◼︎
*土日祝日
*GW(5/2~5/6頃)、夏休み(7/18~8/23頃)、冬休み(12/19~1/4頃)、春休み(3/20~4/4頃)
*スタッフ研修の日(年1回)
*気象状況(天災・警報発令時)により活動困難と判断された場合、及びフィールドのある福原集落が自然災害による復興を必要とした場合(水道管破裂や大雪による除雪など)
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◼︎◼︎◼︎入園に際してのお願い◼︎◼︎◼︎ ※必ずお読みください
日々の活動は自然体験や生活体験を中心としたものです。自由に遊びながら過ごす過程において、できるかぎり子どもたちの自由な好奇心を保障したいと考えています。時には服が汚れたり、破れたり、びしょ濡れになったりする事もあります。また火を焚いたり、木に登ったり、刃物を使って料理や工作をするので、切り傷ややけどなども考えられます。しかしそれは安全を軽視しているわけではなく、子どもたちの成長したいという気持ちを認めつつ、安全面とのバランスをとって活動しているという趣旨を保護者のみなさまにはご理解いただけばと思います。スタッフは保育後に日々「ヒヤリ・ハット」を共有し、安心できる環境作りを心がけていますが、万が一事故が起きた場合には、応急処置を施し、適切な医療機関へと取り次ぎます。(スポーツ安全保険に加入しています)


<保険金額>
通院 1,500円/日
入院 4,000円/日 
後遺障害 3,000万円
死亡 2,000万円
※保険対象期間は、ようちえんでの活動中及び、自宅との往復中です。


自由な学び舎(小学生)


“学びはもっと自由になれる”

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自由な学び舎へ入学募集は現在休止しています(3/18)→https://tabiosuruki.com/news

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開校日:月~金(週5日/土日祝休み/春・夏・冬休み有)
対象:小学校1年生~6年生
定員:全学年合わせて13名程度(2023年度春時点)
活動場所:休耕田の木造校舎と福原集落全体(森や川、田畑や神社など)

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大切にしたい8つの想い(活動理念)
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#1 安心して遊び・学べること
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大人側の思惑による競争や評価のない環境で、安心して遊び・学べることを何よりも大切にしています。誰かの評価(ものさし)を生きるのではなく、自分の価値観を大切に、のびのびと過ごすことのできる環境の中で、子どもたちは本来の自分になっていきます。朝と帰りのミーティングと呼ばれる集まり以外は、子どもたち自身が過ごし方を決められる自由な時間です。その時間をどう使い、どう過ごすのかは子どもたちひとりひとりの判断に委ねられています。暇になることも、つまらないと感じることもあります。それでも子どもたちは〈遊び〉を生み出していきます。それは言い換えると、遊びを通じて〈自分の好奇心〉を知り、〈学び方〉を学んでいると言えるのかもしれません。

一斉に知識を得る学習を否定しているわけではありません。ただ、知識とは本来、目的があって、そこに向かうために必要なツールなはずです。子どもたちは知らないことは知りたいし、不思議なことは調べたいのです。そのプロセスには文字や数字、論理などの〈知識〉を学んだり、コミュニケーションや工夫、想像する力など〈知恵〉を身につけるものがあり、どちらもここでの学びとして包括的に存在しています。

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#2 自由について
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〈自由〉という言葉を聞くと、好き勝手に過ごしたり、わがままに振る舞う姿を想像する方が多いかと思います。自由な学び舎の考える〈自由〉は、自分の価値観を大切にしながらも、他者の価値観とも折り合いをつけ、お互いを認め合っていくことだと考えています。突風が吹く日に焚き火はできませんし、人数が集まらないと鬼ごっこもできません。何でも自分の思い通りにできることではなく、ミーティングや友達との対話を通して折り合いをつけていく。その先にみんなが自分でいられる〈自由〉があります。ただ、施設や備品を壊したり、誰かを傷つけたりすることは止められます。その場合も悔しさや悲しさから湧き出てきた〈気持ち〉は裁かれません。心の自由が保障されていれば、少々の環境の不自由は軽々と想像的に超えていく力を子どもたちは持っていると考えているのです。

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#3 食べるを愉しむ
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生きてゆく基本でもある〈食べる〉ということを安心して愉しんでほしいと考えています。家族のような雰囲気の中、食べたい時に食べたい人とその子のペースであせることなく食べられる(11:30~13:00)ことや、キッチンからいい匂いが漂ってくる安心感、作り手の見える環境で旬の食材を中心とした手づくりの温かいごはんを食べながら、わいわいと愉しく美味しくいただきます。おやつも素材の味を活かした素朴なものを提供しています。

《ある日の献立》

ごはん(自家製のお米)、大根のお味噌汁(自家製味噌)、大豆とサツマイモの胡麻がらめ、小松菜の和え物、野菜の南蛮漬け

*現在、肉魚は週1回程度使用しています。アレルギーのあるお子さんも、できるだけ同じ食事を食べられるように献立を作っています。アレルギー食に関してはご相談ください。

《おやつ例》

季節の果物、大学いも、玄米粉クッキー、わらび餅、おやき、ポン菓子etc

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#4 育ち合う
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子どもと関わっていて悩みのない親やスタッフはいません。正解のない子育ての中、がっこう運営の中、固定概念に縛られるのではなく、親もスタッフも子どもたちの成長・変化を通して、喜びや不安といったありのままの気持ちを伝え、認め合い、学び、共に育ち合える関係を築いていきたいと考えています。月に1度、保護者とスタッフが今の気持ちや子育ての悩みを聞き合う『ふりかえりの会』(自由参加)を開催しています。子どもを中心に置き、自分たちの育ちも大切にしていきたいと考えています。

*参観日や発表会は特に設けていませんので、事前にご連絡いただければ、いつでも子ども達と一緒に遊び、過ごして頂くことが可能です。

*運営や教育方針に対して、必要があればその都度集まり、意見を出し合い、一旦の結論を出します。問題を起さないために枠組みを締め付けるのではなく、起こったことをまず受け止め、真剣に向き合い、考えていきたいと思っています。

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#5 気持ちを認める
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自由に過ごす中で価値観がぶつかったり、意見が分かれることは多々あります。そんな時、世間体やルール、目の前で起こる言動にスタッフ自身が気持ちを感情的に奪われるのではなく、その子の揺れ動く気持ちに寄り添い、耳を傾ける姿勢を大切にしています。「あなたはあなたで大丈夫」そう実感できる環境の中で、子どもたちは責任と意欲を持ち、自分の中にある本当の気持ちに気づいていきます。ただしそれは放任主義とは異なり、何をしても許されるという訳ではありません。暴力や破壊、危険な行為はすぐに止められ、見ていて気持ち良くない行為などには、スタッフ自身の言葉で想いを伝えます。しかしそういう時でも、気持ちを評価せず、常に肯定的に尊重され、認められる環境を心がけています。

臨床心理学者・カールロジャースの言葉
「人間は、共感的で深く信頼できる人間関係や生活環境と出遭うことができれば、ありのままの自然な傾向として『発展・成長・回復・健康』といった適応的な良い方向へと変容していく性質(内的資源)を本来的に持っています」

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#6 プロジェクト
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「今」を生きる子どもたちですが、内容によっては長期的・計画的な遊び(プロジェクト)になることもあります。ようちえんの子たちに絵本をプレゼントしたい、と手作りの絵本を数日かけて完成させる小さなものから、毎月1回の遠足や季節のキャンプのようにスタッフや親と相談しながら行うものまで。高学年では子どもたち自身が計画して過ごす3日~1週間程度の「旅」に出ることも予定しています。企画して、話し合って、実行する、そしてまた次の企画が生まれる。意欲的なプロジェクトの中ではプロセスそのものが子どもたち自身の身体を通っていく〈大きな学びの機会〉になっていきます。

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#7 社会から学ぶ
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自然がっこうという〈場所〉にこだわっているわけではありません。子どもたちの興味や、人との巡り合わせを大切に、遠足や社会見学などで街や社会に出て行くことも大切にしています。そこは、子どもたちが、親やスタッフ以外の大人と触れ合ったり、社会のルールを身体で感じられる貴重な経験です。主体的に遊ぶことと同じように、子どもたちにとって大切な学びの時間だと考えています。またその道のプロ(職業としている人)に自然がっこうに遊びに来てもらうことで、新しい刺激を受けることもあります。少人数だからこそ自由に軽やかに。旅をするように学んでいきたいと思っています。

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#8 自立する
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自立とは、一人で何でも出来ることではなく、寄りかかれる誰かが側にいて、必要な時にその肩を借りて自分で立つことだと考えています。厳しい自然環境や手作りの暮らしは、決して効率的なものではなく、不規則で不自由で、思い通りにならない存在です。そんな環境の中で遊んでいると、当然一人では解決できないことが現れてきます。そんな時、近くにいる誰かが手を差し伸べてくれた経験が、その子を一歩ずつ自立に向かわせてくれます。安心して頼ることが許される環境の中で、他者を思いやり、他者に頼られる喜びを感じながら、子どもたち自身の意思で立ちあがり、歩いていける環境を目指しています。

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自由な学び舎(オルタナティブスクール)について
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子どもたちの自ら成長しようとするエネルギーの邪魔をしないために、あえて決まった時間割は作らず、一人一人の今、この瞬間の興味、関心に寄り添うことを大切に、今日一日をどう過ごすのかを子どもたち自身が考え、決めて過ごしています。〈自分のままでいい〉と安心できる環境の中で、子どもたちは、自分や仲間との衝突や葛藤を繰り返しながら、田畑や山、森や川やなどの里山の自然環境で遊び、キッチンスタッフが作ってくれる温かいご飯を食べ、ケンカをしたり、腹の底から笑い合ったり、手作りの校舎で絵を書いたり、本を読んだり毎日全力で遊び、学んでいます。社会や親が理想とする子ども像ではなく、本当の自分でいられるために、子どもが本来もっている学びたいという意欲が保障されている環境です。また、運営方法や教育観については、一方的にがっこう側が決めて提供するのではなく、保護者とスタッフが一緒になり対話を重ねながら創っていける場所を目指しています。

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 1日の流れ
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09:00 開校(現在送迎はありません)
09:30 朝のミーティング・午前の活動
11:30 昼食(食べたい子から食べたいタイミングで。その後午後の活動へ)
14:45 片付け・おやつ・帰りのミーティング
15:30 下校

*ミーティングについてミーティングで始まりミーティングで終わる。自由に過ごすためには、お互いのコミュニケーションが欠かせません。朝のミーティングでは、体調、みんなに話したいこと、今日やりたいことを子どもたちとスタッフ全員で話合います。その後、それぞれの活動へ。外で遊んだり、室内で絵本を読んだりと、自分の気持ちを大切に、その日の活動を子どもたち本人が考えて過ごします。帰りのミーティングはおやつを食べながら、今日1日の出来事(楽しかったことや困ったことなど)をふりかえります。

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 お休みについて
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・土日祝日
・GW、夏休み、冬休み、春休み
・スタッフ研修の日(年1回程度)
・気象状況(天災・警報発令時)により活動困難と判断された場合、及びフィールドのある福原集落が自然災害による復興を必要とした場合(水道管破裂や大雪による除雪など)
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 入学に際してご理解いただきたいこと
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日々の活動は自然体験や生活体験を中心としたものです。自由に遊びながら過ごす過程において、できるかぎり子どもたちの自由な好奇心を保障したいと考えています。時には服が汚れたり、破れたり、びしょ濡れになったりする事もあります。また火を焚いたり、木に登ったり、刃物を使って料理や工作をするので、切り傷ややけどなども考えられます。しかしそれは安全を軽視しているわけではなく、子どもたちの成長したいという気持ちを認めつつ、安全面とのバランスをとって活動しているという主旨を保護者のみなさまにはご理解いただけばと思います。スタッフは放課後に日々「ヒヤリ・ハット」を共有し、安心できる環境作りを心がけていますが、万が一事故が起きた場合には、野外救急講習を受講しているスタッフが応急処置を施し、適切な医療機関へと取り次ぎます。(加入している傷害保険の範囲内での対応となります。その旨をご理解いただき、ご了承いただきますようお願いいたします)

■傷害保険金額(スポーツ安全保険)

通院   1,500円/日 

入院   4,000円/日 

後遺障害 3,000万円

死亡   2,000万円

*保険対象範囲は、自然がっこうでの活動中及び、自宅との往復中です。

*おもちゃ、漫画、ゲーム、図書館の本、お菓子の持ち込みは原則禁止しています。
*義務教育課程では地元の公立小学校に「籍」を置いておく必要があります。小学校側との連携を取りながら共に育ち合えることを目指しています。(現在、旅をする木での活動は出席扱いにはなっていませんが、進級は可能です)

料金

自然保育のようちえん

*入園金:  30,000円(入園時のみ)
*月謝:   42,000円/月(内5,000円は昼食、おやつ費)
※月1回の遠足の日はお弁当、おやつ持参でお願いします。
※イベントなどで遠方に行く場合は、お弁当をお願いする場合があります。
※無償化対象の場合は、保育料37,000円を引いた昼食費5,000円のみが月謝になります。
※無償化対象外の場合は、鳥取県独自の3歳児以上への保育料軽減(12,850円)が利用できます。

*運営協力費:10,000円/毎年(傷害保険・施設維持費・健康診断など)
*車両協力費:3,000円/月(送迎希望の場合のみ)
※西倉吉以外への送迎の場合は1km/25円

自由な学び舎

◎入学金:30,000円(入学時のみ)
◎月謝:36,000円/月(内6,000円は昼食、おやつ費)
※前月末までに翌月分を入金または集金袋で提出ください(年間払いも可)
※月1回の遠足や遠方に出かける日は、お弁当、おやつ持参でお願いします。
※イベントや遠足で出かける場合は、施設入場料や交通費、体験料などをお願いします。
◎運営協力費:10,000円/年(傷害保険・施設維持費など)
◎遠足・イベント等 車両協力費:1km/25円
※車両台数分の往復距離を参加人数で割って翌月頭に集金します。

ご利用の流れ

体験・視察希望の方へ

・視察や取材希望の方は、必ず事前に連絡(tabiosuruki.tottori(@)gmail.com)をお願いします。
・突然の訪問には対応できない場合があります。
・現在1日を通しての視察や取材の受け入れは中止しています。