フリースクール 地球子屋(不登校・ひきこもり相談支援センター)
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所在地 | 〒860-0847 熊本市中央区上林町3-34上通ニューコーポ2階 |
電話番号 | 代表 加藤(080-4286-2999) |
エリア | 熊本市中央区 |
対象年齢 | 小学生 中学生 高校生 成人 |
開校時間 | 月〜金曜日 13:00〜 |
学校HP | http://terakko.org |
スクール・ポリシー
フリースクール地球子屋は、保護者のみなさんといっしょに子どもや若者を支援するための団体です
あなたらしく生きるために
・やってみたいことや好きなことをすることは 大歓迎です
・仲間と出会い 友だちをつくることは 元気の源になっていきます
・自分のことを自分で決めることができれば あなたを成長させてくれます
・良いイメージの未来を思い浮かべれば 新しい自分に出会うことができます
不登校・ひきこもり相談支援センター(フリースクール地球子屋(てらこや))はそんな場所です。
活動内容
フリースクール地球子屋の学び ~本当に必要なことができるようになるために~
○そもそも、なぜ「学ぶ」ことが必要なのか
子どもが、「どうして勉強しなければいけないの?」と聞いたら、どのように答えるでしょうか。
・学歴がないと、就職できないから。よってお金が稼げず苦労するから。
・勉強しないと、頭が悪くなっていい仕事ができないから
・勉強の内容ではない!勉強という苦労やきつくても我慢してやり遂げる精神を鍛えてるんだ
など答え方もいろいろあるでしょう。
子どもが聞きたい本音は、「どうしてオトナになっても役に立たなそうな内容を覚えたり、身につけたりしないといけないの?」
ということなのです。役立つことであれば、子どもは身につけたいと思うのですが、その実感がないと訴えているのです。
ゲームをすればたくさん失敗をするでしょう。あ、次はこうしようと思うでしょう。
その瞬間、あなたは考えています。失敗から学んでいるのです。
動画を見て知らないことを笑ったり、楽しんだりしているでしょう。
その瞬間、あなたは今まで学んだ言葉や経験があるから楽しめているのです。学んだことと動画の内容がつながって楽しさを味わうことができています。
外国語の動画で何を言っているかわからないものは楽しめませんよね。
1)学ぶ=まねる (3歳から10歳くらいまで)
新しいゲームをあなたは買いました。最初は、どのように操作するのか知りません。そこでどうしますか?
ある子どもは、とりあえず自分でめちゃくちゃであっても操作してみることから始めてみるかもしれません。
ある子どもは、ルールブックや説明書を読んで操作方法を調べてみるかもしれません。
ある子どもは、youtubeのゆっくり実況動画を見て、真似してしてみることからやってみるかもしれません。
ある子どもは、友だちに聞いたり、教えてもらいながらやってみるかもしれません。
そして「あ、できた」「こーすればいいのか!」と気づくでしょう。
そう!まさにその時にあなたは「成長」しているのです。新しいゲームをあなたはできるようになって学んだのです。
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遊ぶことは、子どもがしなければならない大切なことです。遊びは、学ぶことの要素がたくさんつまっているからです。十分に遊びの体験がない子どもは、上手に学ぶことが
できないのです。火起こし、水遊び、虫を捕まえ育てる、木を削ってつくるなど自然の中での遊びは、真似しないと上手くいかない
ことがたくさんあります。
学ぶということは、知るだけでは不十分です。
学ぶとは、「学ぶ」は、真似る(まねる)が語源(諸説ありますが)と言われています。
だから、まず自分が真似をして知る、身につけることをします。自分がやってみて「簡単だ」とか「ココがコツだ」とか感覚を得ていくことです。
真似することは、モノマネのネタを見て面白いと思うように、苦しくはないしできるところからしていけばよいことなのです。
最初は上手く真似できなくても、それこそ何回もしているうちに上手に真似することができるようになります。
見て知っただけでは、深い理解にはつながりません。何度も繰り返しやってみて、できなかったことができるようになる、できていたことがもっと上手にできるようになることが最初の学びです。だからやってみることがとても大切です。
最初の1歩を踏み出せば、だんだんと真似できます。
真似ができれば、誰かに真似したことを見せたくなったり、教えたくなったりしますよね。実際に、見せたり教えたりすればそれでOKです。1回できれば、その後何回も見せたり教えたりできるでしょう。
そうです。真似は、誰かから誰かに受け渡していく大切なことだったのです。そういう受け渡しを忘れて、自分のため、受験のためと考えると「勉強」に変わります。強く(大きく、無理やり)勉める(努力する、力を出して頑張る)となり、苦しく辛いものに変わるのです。
学ぶ=真似る という学び方は、新しいことを始めるときに有効なやり方です。10歳くらいまでは教科書の内容もはじめてのことばかりなので真似ることが重視されます。
真似をして上手くなるためには、何回も練習することが必要です。人間は飽きる生き物ですが、10歳くらいまでは何回も繰り返すことを喜んでする傾向があります。発達時期と繰り返し真似るというやり方は合っているのです。
2)ほかの人の考えなど比較しながら理解する(10歳から15歳くらいまで)
これまで自分の家の中から近所の公園、隣の町内、学校区など具体的な生活範囲を広げながら、いろいろと見たり聞いたりして自分が生きている世界を認識してきたと思います。その中で、真似をしながら身につけてきたのが10歳くらいまでです。
10歳はギャングエイジと言われているのを聞いた方も多いでしょう。これまで自分の考えはご家族の考え方に近かったのですが、だんだんと友だちとの間の考え方や価値観を優先するようになります。自分だけの世界から他の人には他の人の世界があるということがわかってくるのです。自分と友だちは違う人間であって、違う考え方や価値観をもっていることにも気づきます。
1つの物事を一面的にしか理解していなかったものが、多様な見方ができるようになってくるのです。
例えば、「水」は、人間にとって欠かせないものですが、豪雨災害など命を奪う可能性があるのも水です。気温が関係すれば氷になったり気体になったりもします。原子炉では冷却に使われ、蒸気機関では動力にも使われます。水力は発電にも利用されます。いろいろな場面や立場によって見方・考え方が変わるのです。
他者との関わりも同じで、自分は得意だと思ったことが、他の人は難しい、面白くないといったり、自分は賛成だと思っても、他の人は反対と言ったりします。どうしてこうも感覚や意見が異なるのか、自分とどこが違い、どこは同じなのか、このような考え方をするようになるのです。
この時期の学びは、比較していくことですから、比較するための基準をもつことが大切です。何を基準に比較するのかをしっかり意識しないと何を学んでいるのかわからなくなります。また他者と議論をするにはコミュニケーションをとっていく必要があるのですが、自分の意見を言うことに慣れていない日本の子どもたちはこの点で決定的に学び方が遅れています。他者に気をつかうあまりに自分の意見をもたず、自分が成長できません。日本の子どもたちの自尊感情が低いのは、このようなところに一因があります。
自分の意見をもつことは、(1)基本となる情報を理解する、(2)情報を論理的に組み立てる、(3)相手に伝わるように表現するという3つの段階が必要になるのですが、本を読まない、考える習慣がない、他者に伝えることは恥ずかしい、バカにされたくないなどの理由から全く経験を積んでいないのです。これでは他者と比較しながら理解するなどできるはずもありません。
3)「分からない」 と言っていい。むしろ「分からないこと」が大切!(10歳から17歳)
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知らないことが「恥ずかしい」、分からないことは「能力が低い」と思い込んでいませんか?学校では、分かる、知っていることが正しいこと、分からない、知らないことが悪いことのようなメッセージを受けます。
本当に大切な学ぶことは、分からないことを知ることなのです。
令和の時代になって、ドローンや自動運転や5Gなど技術ずいぶん進化してきているように感じます。しかし人間自身についても、自然や地球についてもまだまさ分からないことだらけです。例えば、どうして人は眠る必要があるのか? こんな太古からしている人間の営みについてもまだ完全に分かっていません。
学校で間違えたり、用意された答えとは違うことを言うとみんなに笑われたり、バカにされたようなからかわれたりしたことはありませんか?こんなことがあるから、勉強することが嫌になったりみんなの前で発言する勇気がなくなってしまうのです。実に残念なことです。
「自分はこう思う」「ここがわからない」「この答えとは違う答えを思いついたよ」と言えないと学ぶことがオモシロイとは思えません。
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学校に行けなくなって、とっても自信を失ってしまいます。自分はダメ人間と思い込んでしまう子どもがたくさんいます。そんな自分がたまらなく嫌です。そんな自分だと思ったら、やる気=0になってしまいます。自分は、何の役にも立ってないとつい、思ってしまいます。だから、なんかどうでもいいや、どうなってもいいや となってしまうのです。
フリースクール地球子屋では、好きなことややりたいことがあればどんどんやっていいのです。遊びでのいいの?と聞かれます。遊びでも大丈夫です。遊びを真剣に、とことんやってみましょう。最初に書いたように、遊びの中で学び方がたくさんつまっています。
さらにフリースクール地球子屋では、みんなで部屋を飾ったり、料理をしたり、バドミントンをしたりしています。そういった活動も、見ていたければ見てるだけでも大丈夫です。一人ひとりのペースに合わせられるのもフリースクール地球子屋の特徴です。
4)ほかの人に伝えることで理解をさらに深める(15歳からその後ずっと)
ゲームをすることも動画を見ることも何かしら自分のためにはなっています。でもそれだけでは不十分で、誰かのために活用して初めて、1つの学びのサイクルを終えたことになります。
学びのサイクルは、興味・関心をもつ→やり方を真似てやってみる→練習する→他の人と比較する→もっと上達するために試行錯誤する→他の人に伝えて仲間を増やすで1つのサイクルです。こういうことを続けていくとあなたにしかできない仕事にもつながっていきます。
誰かのためにあなたが行動することで、あなたも自分の成長を実感できます。
あなたが誰かに知ってもらう、身につけてもらって1つの学びのサイクルを達成したことになります。
学び方を知る=真似する、繰り返しする
真似する、繰り返しする=うまくできる
うまくできる=誰かに伝えることができる
誰かに伝えることができる=誰かの役に立つ
役に立つ=仕事 です。
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遊びを一生懸命にしてない子どもは、将来の夢や仕事をイメージすることがなかなかできません。
勉強だけしていても仕事ができる人にはなれないのです。そういう人は、仕事についても不満や愚痴ばかり言って、ちっとも幸せな感覚は得られません。
遊ぶことをちゃんとすることが、地球子屋の学びの第一段階です。遊びや真似をして誰かに伝えることをしている中からスポーツが生まれたり、エンターテイメントが生まれ、それが文化になってやがて仕事にもなっていくのです。これからの仕事は、物をつくったり、サービスをすることよりも人の気持ち(楽しい、面白い)に関わることができなければ成功はできません。
就職活動をするときに、あなたは何をすることが好きかとか得意かとか急に聞かれたりします。それってどんなことを楽しいと感じますか?どんなことをして遊んできましたか?と聞いているわけです。
こういう大切なことを学校は教えてくれないし、実際には、人数が多くて「学ぶ」ことをさせてくれないのではないでしょうか。
だから子どもは、「どうして勉強しないといけないの?」という疑問をもつことになるのです。
(1)体験・経験を重視する学び
(2)自ら主体的に、自分のペースを重視する学び
(3)家から出ることが難しい子どもにもオンラインでの学び
(4)本当に自分の身になる、社会へつながるための学び
フリースクール地球子屋は、学び方を学ぶことを重視した取り組みをしています。
子どもが本当に学ぶ必要があるのは、この社会の中で生き抜く力です。それは学校で重視している五教科の勉強とは違い非常に幅広いものです。
入学方法
相談予約、フリースクールの見学体験は専用サイト(https://reserva.be/freeschoolterrakoya)より申し込み。
費用
フリースクール利用 25,000円/月
利用料金には月1回の面接相談料金も含まれています。