TEAM GIFTED(チームギフテッド)
所在地 | 〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固2丁目17番10号 スパッヂョけやき通りビル3F |
電話番号 | 092-725-2990 |
エリア | 福岡市中央区 |
対象年齢 | 8〜16歳くらい |
開校時間 | 月〜金曜日 |
学校HP | https://gifted.or.jp |
スクール・ポリシー
TEAM GIFTED とは?
TEAM GIFTED (チーム・ギフテッド)は、ASD(自閉症、アスペルガー症候群)・ADHD(注意欠如・多動性障害)・LD(学習障害=読字・書字・算数障害等)その他の理由により、本来のポテンシャルを発揮できず生きづらさを感じている子どもたちのためのスクールです。
知的な遅れがないにも関わらず、これらの障害が原因となり学校に馴染めず、不登校・ひきこもりとなる子どもは多数存在していますが、残念ながら日本国内ではそういった子どもたちへの支援の体制がまだ整っていません。我々はそういった子どもたちに対する学習支援を行い、留学・進学・自立というそれぞれの目標に向かうための支援を行うとともに、自らの能力に自信を抱き、才能を開花させるため、個々人にあわせたカリキュラムを提供しています。
なぜ始めたのか
私の息子は2004年、小学1年生のときにディスレクシア・アスペルガー症候群と診断されました。教科書が読めず、級友にいじめられ、「僕はバカだ」という思いから抜け出せずにいた息子に、学ぶ楽しさ、友を持つ喜びを知ってほしいーーそんな思いが、GIFTEDの原点 となりました。息子を留学させる決意を固めたのは、国内のディスレクシアを巡る教育に満足できなかったからです。
「死にたい」とまで思い詰めた息子に居場所を見つけてやりたいと、わらをもすがる思いで参加させたスイスのサマーキャンプに、発達障害支援の専門家が参加していたことが、突破口となりました。
視野を海外に広げると、欧米では早くから理論に基づいた教育プログラムが整備され、子どもたちに豊かな可能性が開けていることを知りました。
留学先を選ぶため何校も視察し、教員や保護者と交流することで得た情報を、息子と同じ境遇で悩んでいる子どもやその親の役に立てたいと、留学のノウハウを伝える活動を始めたのが2008年のことです。
やがて「学校で授業についていけない」「不登校で勉強ができない」という多くの深刻な相談が寄せられるようになりました。そうした声に少しでも応えたいと、留学支援に加え学習支援にも力を入れるようになり、現在は留学、復学、国内進学、芸術奨励、職人・エンジニア育成等、個性に応じた学習支援を行っています。
足りないのは、能力ではなく適切な アプローチ
ここに連れてこられる子どもは、例外なく、「自分はダメなんだ」という思いでボロボロに傷ついています。
そして多くの親は、どうしたらいいか分からず混乱し、子どもを理解できないという罪の意識に疲れ果て、将来に絶 望しています。しかし、子どもたちに最も不足しているのは、能力ではなく、適切なアプローチです。 学習方法が合えば、学力は伸びます。
「自分もやればできるんだ」という自信は、必ず子 どもたちを変えます。
1人1人の個性を見極める
GIFTEDのスタッフは、最新の発達障害を巡る研究の動向に関心を持ち、海外校に教師を派遣したり専門家を招いたりすることで、様々な指導法を学び、日々実践していま す。とりわけ重視しているのは、生徒1人1人の個性を見極め ることです。
“普通の子ども” に近づけることでは ありません
GIFTEDの目標は、生徒のレベルを「普通の子ども」に近づけることではありません。
生徒の持つ才能を、最大限に伸ばすことで、生徒の可能性 をより広げる。どの子にも、必ず秀でた能力があります。それは分かりやすくいえば計算能力だったり、絵画だったり、音楽だったり、子どもによって様々ですが、それを見つけ、大きく育てることが、子どもの能力全体を高めることにつながるのです。 時間がかかることもあります。
たとえば同じディスレクシアの子どもでも、文字の「覚え方」は1人1人違うからです。
正しい方法にたどり着くまで、試行錯誤を繰り返しますが、その方法は必ず見つかります。
子どもたちの変化ほど、私を奮い立たせるものはありません。
奥底ではつながりを求めている
難しいのは、子どもとの間に信頼関係を築くことです。学校や家庭で問題児扱いされた子どもは、「もうこれ以上傷つきたくない」と、心を閉ざしてしまいがちです。
一度閉じられた心を、もう1度開いてもらうには、地道な努力と相当の我慢強さが必要です。 しかし、私たちは決してあきらめません。どんなに反発心の強い子であっても、どんなにコミュニケーションが苦手な子であっても、心の奥底では、他人とのつながりを強く求めていると知っているからです。スタッフと気持ちが通じ合ったとき、子どもたちは社会との接点を見いだします。
そして、自立へ向けた勇気ある1歩を踏み出します。ここで学ぶ子どもたちは、これからの長い人生、何度も困難にぶつかるでしょう。
しかし、自分が抱える問題に立ち向かいそれを乗り越えたという経験は、子どもたちの心を強くします。そして若くして味わった苦しみは、彼らの人間性を豊かに します。その強さと豊かさは、きっと彼らの将来を希望あふれる光 で照らすでしょう。晴れやかにここから送りだす日まで、GIFTEDはそのお手伝いをしたいと思っています。
授業内容
授業について
当校では、小規模でなければ実現できない指導方法で生徒を導いていきます。
まずは面談にて発達チェックとカウンセリングを行い、個々の生徒の特性と目標進路(留学・復学・国内受験など)にあわせたカリキュラムを用意いたします。当然、成長に応じて当初予定のプログラムに変化が生じてきますので、変化に応じて、週毎に時間割を更新し、柔軟に対応していきます。また、適宜、当校アドバイザーである竹田契一先生にもご助言いただき、生徒一人ひとりに向き合ってまいります。
当校では教師1人が1人〜数人の生徒を受け持ちます。英語や算数・数学のような座学はもちろん、討論形式の授業や、体育、音楽、美術のような実技的な授業も行っています。また週1回、畑で野菜作りを行っています。野菜嫌いの生徒でも、自分で苦労して作った野菜であれば食べるようになりますし、普段何気なく口にしている食物がどのように作られているのかを実体験して学ぶということもひとつの教育だと考えています。
※ 当校への登校は、基本的に小・中学校の出席日数と認められます(小・中学校の先生の判断によりますが、当校についてはこれまで学校の先生方と築いてきた信頼関係もあり、出席扱いが認められなかったことはありません)。
寮生活について
当校に通う生徒の入寮率は約50%です。
遠方から入校される生徒が寮に入ることが多いことはもちろんですが、寮生活においては、規則正しい生活習慣、他者と共同生活をする上でのマナー、挨拶などを学ぶことができるため、あえて近隣から通学できる距離であっても入寮させる保護者の方もいらっしゃいます。
親元を離れて生活することで心理的にひとりの人間として独立できるということもあり、通学する生徒より寮生活を送る生徒のほうが症状の改善は顕著に早いように見受けられます。
食事について
食事も教育の一貫として、栄養バランスを考えた手作りの食事を毎日提供しています。
好き嫌いの多い生徒の多くも、卒業するころには好き嫌いがなくなっています。
食事代は、寮生は寮費に含まれています。
進路について
当校は卒業後の進路のひとつとして、海外留学を提案しています。
これは、ヨーロッパ(主な留学先としてイギリス)やオセアニア圏(主にニュージーランド)には学習障害の生徒に対応できる専門の学校があり、日本よりも圧倒的に望まれた環境で学習を行うことができるからです。日本国内でも近年は学習障害等へのサポートをパンフレットに記載する学校が増えてきていますが、各分野の知見を持つプロフェッショナルが生徒個々人の特性にあわせて専門的なアプローチしてくれるという点で、やはり日本国内の体制では限界があるように感じています。
また、海外留学をして、より広い世界を知ることで、その後の選択肢が増えること、また何より自信をつけて成長するという点も強いメリットだと考えています。
もちろん多くの生徒にとってひとりで海外留学するということが大きな挑戦であり、留学に対して積極的になれない生徒も少なくありません。ただ、一度海外留学を経験した生徒は「日本に戻りたくない」と口を揃えて語ります。それだけ生徒目線でも恵まれた環境が整っているということだと思います。
なお、留学する以上は各校が求める入学条件があります。特に通常は事前に一定の英語力を身につけることが求められます。そこで当校では、目標校に合わせて要件を満たすためのカリキュラムを構築しています。
当校の卒業生を10年以上に渡って見てきた印象としては、以上の通り、留学することのメリットは非常に大きいと考えています。しかしながら現実問題としてご家庭の方針・経済的なご事情から海外留学ではなく国内進学を目指すケースも少なくありません。当校の卒業生の留学と国内進学(復学)の割合はおよそ半々です。当校の卒業生の中でも国内進学をした生徒は多くいますし、その中でうまくいったケースもあれば、授業についていけなかった場合、校風に馴染めなかった場合もあります。
そういった過去の実例も踏まえて、各生徒にあわせた進路選択のお手伝いをできればと考えております。
費用
授業料について
当校の運営は授業料によって成り立っております。
- 教材費や課外授業費等も原則すべて入学金・授業料の範囲に含まれています。
- 寮生以外で昼食のお弁当を希望される方は別途500円いただいています。
- 授業料の詳細については以下の通りです。詳細は お問い合わせ ください。
- すべて消費税(10%)込みの金額で記載しております。
授業料・寮生活についての詳細は 授業について のページをご参照ください。
トライアルコース
雰囲気を知っていただくためにも、まずは体験入学をご利用ください(最短1日〜最大1ヶ月)
アセスメント・面談料 | 8,800円(税込) |
---|---|
授業料/日 | 16,500円(税込) |
寮費/泊 | +3,300円(税込) |
【利用例】泊まりおよび土日利用なしの場合:
・[3日間体験] 8,800円 + 16,500円 × 3 = 58,300円 (税込)
ギフテッドコース
ASD、ADHD、学習障害などの原因により学校にうまく馴染めない生徒向けのコースです。
在校期間は生徒の状態や目標により変化しますが、目安として1年〜3年程度の在校期間となります。
ギフテッドコースでは通常プランと半日プランの2つのプランから、それぞれ週の登校日数に応じて授業料を決定します。 入学金等に関してはご家庭のご事情等を踏まえ、相談に応じます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
プラン・登校日数ごとの入学金・授業料は以下の通りです。
(1)通常プラン
午前から午後の授業通して出席する、一般的なプランです。
入学金 | 授業料(月額) | |
---|---|---|
週1 | 165,000円 | 66,000円 |
週2 | 220,000円 | 121,000円 |
週3 | 330,000円 | 198,000円 |
週5 | 550,000円 | 220,000円 |
※入学金は1年以上在籍の場合を想定しています(1年未満の在籍希望の場合等は応相談)。
※入校後、週あたりの登校日数を追加される場合、差額の入学金をお支払いいただいております。
(2)半日プラン
午前または午後の授業のみ出席する、ショートプランです。
体力的にいきなり朝から夕方までの授業に参加できるか心配な場合 や、 短時間でも登校することで生活リズムを身に着けたい場合 におすすめしております。
入学金 | 授業料(月額) | |
---|---|---|
週1 | 82,500円 | 33,000円 |
週2 | 110,000円 | 60,500円 |
週3 | 165,000円 | 99,000円 |
週5 | 275,000円 | 110,000円 |
※入学金は1年以上在籍の場合を想定しています(1年未満の在籍希望の場合等は応相談)。
※入校後、週あたりの登校日数、通常プランへの変更をされる場合、差額の入学金をお支払いいただいております。
寮生コース
ギフテッドコースの生徒は寮費をお支払いいただくことで、学校内に宿泊することができます。※三食込み
【寮費】
・[月額] 8万8000円(土日含む/税込)
・1泊3300円(税込)〜
※寮のご利用は遠方の生徒のみとさせていただいております。